結婚挨拶~結納・顔合わせ食事会を4連載で徹底解説【③顔合わせ食事会の前準備】

前回までの記事では、結婚が決まった後最初に行う、「相手のご両親への挨拶」についてご紹介しました。

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両親への挨拶を無事済ませたお二人が次に挑むステージは「顔合わせ食事会」。

今回は、顔合わせ食事会に向けた事前準備についてご紹介します。  

顔合わせ食事会の事前準備

「結納」よりも「顔合わせ食事会」がスタンダード

結納とは、結納品を取り交わすことで、結婚することを約束する儀式です。

本来は新郎新婦の家を行き来して結納品を納めていましたが、最近では、料亭やレストランなどに両家が集まり、その場で結納品を納めるという「略式結納」がほどんどです。

さらに、「略式結納」をより簡略化した「顔合わせ食事会」の形式が今は最もスタンダードになりました。

顔合わせ食事会の場合は、結納金や結納品といった品物の取り交わしを行わないため、準備の手間がかからず、費用も抑えられるので人気です。

ホテルや料亭、レストランで、顔合わせ食事会や略式結納のためのプランを用意していますので、そちらを利用すれば最低限のダンドリをつけてもらえるので安心ですね。  

お店の予約は「3週間前」までに

当日参加される家族の人数や顔ぶれによって、どんなお店が合うかが変わってきます。

人数が増えるほどスケジュールを合わせるのに苦労しますので、まずはどなたが参加されるのかをヒアリングしてお店の方向性を決めましょう。

方向性が見えたら、

・好みの料理
・アクセスの良い場所
・個室がある
・顔合わせ食事会用のプランがある

これらの条件を満たした料亭・レストラン・ホテルをチョイスします。

3週間前までには予約できるよう、2ヶ月前にはヒアリングと日程調整を始めておきたいですね。  

やってよかった顔合わせ食事会の「プログラム」

結納とは違い、品物の取り交わしを行わないのが顔合わせ食事会。

とはいえ、家族の結びの儀式ですので、婚約指輪や婚約記念品の交換・お披露目をすると、セレモニー感が高まります。

記念品交換では、お二人が互いに送り合うのではなく、今までの感謝と当日集まっていただいたお礼を込めて、お二人からご家族にプレゼントをされるケースも増えています。

他には、お互いの家族が早く打ち解けて場が和むように、家族紹介のパンフレットを用意したり、プロフィールビデオを製作し、上映するというアイディアも。

紙で残るものは、後から読み返す事もできるので重宝します。

「制作ごとは苦手…」という方は、昔の写真を持参するだけでも幼い頃の話で盛り上がり、いろいろな話題のきっかけになりやすいのでおすすめですよ。

これらは事前準備が大切ですので、当日をイメージしながら、お互いのご家族の人柄などを考えて、お二人でよく話し合って決めましょう。

また、お二人がリードして進める必要はありますが、ご家族の意向をしっかり聞いておくこともお忘れなく。

お二人が初めて家族のために準備し進行する機会ですので、ご家族に「この二人なら安心」と思ってもらえるような食事会にしたいですね。  

「食事代の負担」と「進行役」について、事前の話し合いを

最近は親を招待するという形で、新郎新婦であるお二人が食事代を負担することが多いようです。

この場合は、進行役も新郎が引き受ける事になります。

どちらかの地元の近くで行う場合には、遠方からのご家族には宿泊費や交通費などの出費があるので、食事代は地元のご家族が持つなど分担するケースや、宿泊交通費を含む全ての費用を合計して折半するケースなど、いずれの場合もお互いのご家族に気を使わせないようお二人が配慮して事前に取り決める事が大事です。

進行役は新郎が行う他に、新郎の父親が行う場合も。こちらも男性側の親子で事前に話し合っておきましょう。  

手土産はどうする?

相手のご両親への挨拶と同様、3,000円程度の手土産を用意するのが一般的ですが、荷物になるので手土産はなし、とするのも一つ。

手土産を渡す事よりも、両家で揃える事が重要です。もし手土産を持参する場合は、金額に差が出ないように気を配りましょう。  

派手すぎず、地味すぎない服装を

顔合わせ食事会は、お二人の印象を良く見せるというよりも、店の格式にふさわしい服装を意識するようにしましょう。

また両家でチグハグになってしまうとお互いに気まずい思いをしますので、事前にどのような服装にするか伝え合っておくと安心です。

おめでたい場なので、女性は地味にならないようにしたいものですが、露出の多いドレスやミニ丈はNGですよ。

男性はスーツか、お店の雰囲気によってはジャケパンでもOK。父親は顔合わせを慶事と捉えて、白またはシルバーのネクタイを選んでもおかしくありません。
顔合わせ食事会の事前準備は以上です。 さて、ここまで周到に準備を進められたら、あとは当日を待つのみ。 ご家族が打ち解け、親睦を深める事ができるよう、最後まで頑張りましょう!

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