

結婚挨拶~結納・顔合わせ食事会を4連載で徹底解説
「相手の両親への挨拶」の事前準備
自分の両親への報告が済んだら、いよいよ相手のご両親に挨拶に伺います。 特に男性にとっては、彼女のご両親への挨拶ほど荷が重い儀式はないですよね。女性の場合も、好印象を与えて堅苦しい場を和やかに過ごしたいものです。 適切なマナーや、避けるべき事をしっかり押さえて、幸先のいいスタートを切りましょう。相手の両親への挨拶は「男性」から
まず先に男性が女性側のご両親へ挨拶に伺うのが一般的です。 日程は二週間程前に調整し、女性から親に、何の要件で来るのかを伝えておく事で、ご両親の心の準備もできるので、当日の流れがスムーズになります。 女性側への挨拶が済んだら、次は女性が男性側に挨拶に伺います。どちらの挨拶でも、結婚の報告は「男性」が行うのが基本ですので、女性はどちらかというと、マナーや所作について気になりますよね。シーンごとのマナーについては次の記事:②結婚挨拶「当日の流れとマナー」に詳しく掲載しています!事前に手土産の準備を
「お時間を割いてくださる事へのお礼」として、3,000円程度の手土産を準備します。お菓子や好きな銘柄のお酒などが一般的です。事前に相手のご両親が好きなものを確認しておきましょう。話題に苦しまないよう、会話のネタもリストアップ
今までに何度か会っている間柄であればまだしも、初対面の場合は何を話したらよいか、下調べなしで本番に臨むのは度胸が入りますよね。 まずは、相手のご両親がどのような方なのか、人柄、職業、出身、趣味など、わかる範囲で彼女からヒアリングしておきましょう。その中にお互いの共通点があればラッキー。盛り上がることは確実です。もし共通点が一つもなかったとしても、相手のご両親の趣味を自分もやってみたいので教えて欲しいとか、故郷に連れて行って欲しいなど、懐に飛び込むスタンスが吉です。 相手のご両親も、お二人と同じくらい緊張感を持って当日を迎えるわけですから、相手を尊重し、時には甘えて、一生懸命相手の心をほぐしてください。一生懸命な気持ちが伝われば、きっと一世一代の頼みごと(結婚のお許し)を笑顔で快諾してくれますよ。結婚挨拶は、言葉じゃなく「心」
結婚の挨拶は、言葉遣いや礼儀正しさよりも、真心を伝える事が何より大切です。 「彼(彼女)を大切に思っていること」 「二人で協力しあって暖かい家庭を築きたいこと」 「相手のご両親とも末長いお付き合いをしていきたいこと」 この気持ちを、落ち着いて伝える事ができれば、きっとご両親は喜んでくれます。これは、男性から女性両親への挨拶、女性から男性両親への挨拶、どちらにおいても同じです。服装と身だしなみは「清潔」がポイント
女性は、自分至上一番「清楚」に見える格好を意識すると良いでしょう。髪はダウンスタイルよりもアップスタイルやハーフアップの方がきちんとした印象になります。普段明るい髪色に染めている場合は、この時ばかりは少しトーンを落として落ち着いた印象に仕上げた方が無難かもしれません。 男性は、スーツスタイルが鉄板です。「ジャケパン」のようなカジュアルなスタイルでも良いですが、ケジメの場をわきまえている事を示す意味でも、かっちりしたスーツできめたいところです。 もちろん、ヒゲは綺麗に剃っておいた方が印象が良いですよ。 細部まで完璧に作り上げる必要はありませんが、パッと見た印象が爽やかで健康的だと、とても誠実に映り信頼感と安心感を抱きます。 手元は意外と目に入りますので、爪を整えて、女性は派手すぎないネイルのデザインに気をつけましょう。 また、汗をかいたりして使う場合があるので、清潔なハンカチとポケットティッシュは忘れずに。事前準備のポイントを抑えたところで、次は「結婚挨拶当日」について、流れからマナーまでをご紹介していきます。 次の記事:②結婚挨拶当日