結婚式を挙げよう!と思ったら、決めなくてはならないのがまず「いつ」挙げるかという点です。結婚式の時期、そして日取りを決めなければ結婚式準備は進みません。
というわけで、今回は結婚式の時期を選ぶ際に気を付けるべき5つの点についてお話していきたいと思います。これから結婚式挙げる皆さん、ぜひ参考にしてみてくださいね。
結婚式は挙げる時期によってどう異なるのか
結婚式なんていつ挙げたってそう変わらないだろうと思う人も多いかもしれませんが、実は時期選びはとても大切です。
ここでは結婚式を挙げる時期によって、一体何がどう違うのかについてお話していきましょう。
ポイント①結婚式そのもののイメージが異なる
例えば結婚式を真夏に挙げるのと真冬に挙げるのとでは、その雰囲気は大きく異なります。
夏の結婚式には夏にぴったりな夏らしい演出を入れるでしょうし、冬は冬で寒い時期にしっくりくるような演出を考えるでしょう。こうなってくると、結婚式自体の雰囲気は必然的に変わります。
同じように春と秋もその雰囲気は異なり、桜の季節に挙げる結婚式と紅葉の季節に挙げる結婚式では、披露宴時の演出も変わります。どの季節に結婚式を挙げるかによって、結婚式全体の醸し出す雰囲気がまったく別のものになると言っても過言ではありません。
特徴として、
- 春=桜、お花見
- 夏=海、夏祭り、リゾート
- 秋=紅葉、ハロウィン
- 冬=クリスマス、バレンタイン
などが季節感を引き立たせるイメージとしてありますね。
結婚式の際に着用するドレスやタキシードは年中を通して変わらなくとも、披露宴の装飾やゲストへのおもてなし演出が季節によって異なります。このため、同じ結婚式を同じ式場で挙げるのに関わらず、まったくイメージが違う結婚式になるのです。
ポイント②かかる費用が異なる
基本的に春の結婚式と秋の結婚式は季節もよく人気が集中する、言わば結婚式ラッシュのシーズンです。結婚式場の予約も取りづらくなり、特に10月の連休あたりは年間を通しても一番結婚式が増える時期とも言われており大人気です。
人気が高いシーズンを選ぶと、どうしても価格が高くなりがちである点にも注目しなければなりません。価格が高くなる、というよりも正確に言えば「値引きを期待できなくなる」という言い方が正しいですね。
これに比較して、結婚式が一番少ない時期である8月と1月を選ぶと価格交渉ができる可能性が高くなり、結果的に同じ結婚式でも費用をおさえられることになる場合は多いです。
結婚式をいつ挙げるか、この選択によってが費用の節約をどこまでできるかに関わってくることも忘れてはならない大切なポイントだと言えます。価格重視で結婚式を考えているカップルにはこの点がとても重要になるでしょう。
ポイント③ゲストへの負担のかかり方が異なる
結婚式を挙げる際には、参列してくれるゲストがいるものですが、結婚式の時期によってゲストへの負担も変わってきます。
特に、年配の参列者やお子様連れの参列者が多い結婚式の場合はこの点に気を付けた方が良いでしょう。真夏の結婚式や真冬の結婚式は、遠方からくるゲストだけでなくすべてのゲストにどうしても負担がかかりがち。炎天下での結婚式参列はやはり式場にたどり着くまでの負担も大きくなりますし、これは真冬でも同じことが言えます。
特に、冬の場合は服装を選ぶのも難しくなりますね。披露宴に参列するのにふさわしく、それでいて寒さをしのげる参列ファッションを考えるのはちょっぴり大変だと感じるゲストもいるかもしれません。
このように、結婚式の時期選びはゲストの当日にも大きく関わる大切な要素です。
参列してくれるであろうゲストのメンバーを考え、負担がかかりすぎることがないように配慮してあげることも大切です。
結婚式の時期を決める5つの方法
それでは、実際に結婚式を挙げるとなると、どのような手順で時期を決めていけば良いのでしょうか。
先ほど、時期によって結婚式がどう変わるのかについてはお話しした通りです。ここからは具体的な時期の決め方についてご紹介しましょう。
その①準備期間の自分たちの状況がどうであるかを予測する
結婚式の準備期間、式の3カ月前から式当日まではとても忙しくなります。できることなら結婚準備以外何もやりたくないかもしれませんが、なかなかそうはいきません。仕事の状況を考えてみましょう。新郎新婦共に仕事の関係で「猛烈に忙しくなる時期」があれば、その時期と結婚式準備期間が重ならないように配慮しましょう。
その②結婚式に取り入れたい演出を考えて時期を絞り込む
結婚式にどのような演出を取り入れたいかを考えてみましょう。
例えば、結婚式には絶対に屋外での演出を充実させたいとなれば、真冬の時期は避けた方が無難です。また、夏なら外に出るのも良いだろうと考える人が多いですが、この場合も注意が必要です。というのも真夏の屋外演出は想像以上に暑さが厳しく、5分以上はつらく室内に戻ってしまうゲストがいるものです。
外で過ごす時間を長く持ちたい場合は真夏と真冬以外の時期を選ぶのが無難です。
その③会社関係のゲストが多い場合は繁忙期を避けてゲストに負担をかけないようにする
会社関係のゲストをたくさん呼ぶとなると、当然その結婚式当日には会社に人が多く残らない状況になってしまいますよね。
そんなことは全く問題にならないというくらいに大きな会社であれば問題ないかもしれませんが、そうでない場合には気を付けた方が良いかもしれません。
会社全体が忙しくなる繁忙期と呼ばれる時期が明確な場合は、この時期に結婚式を挙げてしまうと「なんでよりによって今なんだろう」と思われることもあるでしょう。
なるべく多くの人に参加してもらいたい結婚式ですから、会社の状況も考えた上で時期を選ぶと良いでしょう。
その④費用がいつまでに工面できるかを考える
結婚式には多額の費用がかかります。この費用をどう工面するかについても十分に考えなければなりません。
例えば、式場を決める段階で結婚式に必要な自己負担額の見込み額分の貯蓄がない場合には、その費用がいつ頃までに工面できるのかを考えましょう。
きちんと貯金計画を立てておけば、結婚式準備に入った段階で費用のことばかりを気にする必要はありません。結婚式準備は決めることがたくさんあり、それだけでも頭がいっぱいになるもの。このときにお金の心配ばかりをするのは気分のいいことではありません。
100%の気持ちで結婚式を素敵に作り上げることだけに専念できるよう、費用の工面に関してしっかり計画を立て、その上で結婚式の時期を決めることもとても大切ですよ。
その⑤特に何も問題がなければ4カ月後から半年以内の期間を選ぶ
ここで紹介した①から④までの項目において、特にこれと言って気になるものがない場合はいつを選んでも問題ありません。
ここでおすすめなのが、「なるべく早く結婚式を挙げる」ことです。なるべく早くと言っても結婚式準備には最低で3カ月ほどの準備期間がかかります。そのため、選ぶべきは今の時点から3、4カ月先~半年先までがおすすめ。
なぜ早めに結婚式を挙げた方が良いのか、その理由についてお話ししましょう。
それは早い日程で式場を予約する方が費用をおさえられる(割引プランなどが適応できる)可能性が高くなるからです。せっかくならお得に結婚式が挙げられるならうれしいですよね。
また、もう一点は「結婚式に対しての気持ちが高まっている」今の勢いのまま準備に入ることができるという点です。あまりに先の時期を選んでしまうと、どうしても結婚式に対するモチベーションが下がってしまうことがあります。今気持ちが高まっているこのときに準備した方が、結婚式に対しての様々なアイディアも浮かびやすいものです。
まとめ
結婚式は挙げるけれど、時期を絞り込めないというカップルはたくさんいます。今回お話しした内容を理解し、おふたりに合った結婚式の時期を選んでいただければと思います。時期によって結婚式の雰囲気は異なります。
おふたりがイメージしている結婚式を叶えるならいつの時期がふさわしいのかを考えましょう。そして、現実的な「準備期間」や「費用の工面」についても十分に検討した上で決定すれば、おふたりにとってベストシーズンを選ぶことができるはずですよ!