前回の記事では、結婚が決まり、相手のご両親への挨拶の日を迎えるべく、必要な事前準備についてご紹介しました。
<関連記事>
①結婚挨拶の前準備
②結婚挨拶当日(今見ている記事)
③顔合わせ食事会の前準備
④顔合わせ食事会当日
今回は、「相手のご両親への挨拶」当日について、流れやマナーをご紹介していきます。
「相手の両親への挨拶」当日
当日を迎える前段階で、かなり入念に準備を整えました(まだ読んでない方はぜひお読み下さい!【①結婚挨拶の前準備】)。
あとは落ち着いて準備の成果を100%発揮するまでです。
※当日の流れやマナーについては、あまり神経質になると言葉や動きがぎこちなくなって返って緊張感が増すという事もありますので、参考程度に捉えて、自分なりの「丁寧な言動」を心がけて下さいね。
当日の流れとマナー
当日の基本的な流れと、要点を簡単にまとめました。
■玄関前に到着
【POINT】早すぎても迷惑になるので5分前に到着するよう心掛ける
↓ ■玄関に入り挨拶
【POINT】コートを脱いでおき、雨が降っていたら傘をたたんでから玄関に入る 男性「初めまして。○○と申します。お忙しい中お時間をいただき、ありがとうございます。」 女性「初めまして。○○と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
↓ ■両親から「おあがりください」と進められたら中に入る
【POINT】靴を脱ぐ際は、正面を向いたまま脱ぎ、相手にお尻を向けないようにしてしゃがみ靴の向きを変えて玄関の隅に揃えておく
↓ ■部屋に通され「こちらにどうぞ」と進められたら席に移動
【POINT】席は「下座」に座るのがマナー(入口に一番近い席)。上座を進められたらお礼を言って上座の位置に。 何も言われなければ全員が席に着くまで座らず待つ。「おかけください」と言われたらお礼を言って席に着く。
↓ ■全員が揃ったら席に着き挨拶をする
【POINT】男女「改めまして、○○と申します。かねてより、△△さんとお付き合いさせていただいております。本日はお忙しいところ、お時間を設けていただきありがとうございます」 和室なら座布団を外した状態で、洋室なら椅子にかける前に挨拶するのがマナー。挨拶の後は、深々と一礼すればさらに好印象。
↓ ■手土産を渡す
【POINT】袋から出して「地元の名産品です」「評判の良いお菓子です」など中身がわかるような言葉を添えて。「つまらないものですが」はNG。
↓ ■和ませる話題
【POINT】事前の下調べで準備しておいた話題をタイミングよく。 きっかけを掴みやすい話題:手土産から関連して地元の話~幼い頃の話~趣味の話~スポーツの話など。
↓ ■本題へ
【POINT】男女どちらの場合でも、結婚の挨拶は男性から。 男性「未熟な私ではありますが、どうか△△さんとの結婚をお許しくださいますよう、お願い申しあげます。」 女性「(男性からの挨拶が終わった後)至らぬところも多い私ですが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」
↓ ■区切りのいいところで「そろそろ失礼します」と切り出す
【POINT】長居はしない事。コートは手に持った状態で玄関でお礼を述べ帰る。
以上が基本的な流れです。
先にも説明しましたが、この通りである必要はありませんし、マナーを守れば成功というわけでもありません。
緊張感でいっぱいの当日に、流れやマナーを厳守する余裕などありませんから、あとで「知らずに失敗した」と思わない程度に押さえて、背伸びをしない率直な姿を見せるのが、最も好印象をもたらすと思いますよ。
次の記事では、両家が初めて一同に集まり食事を楽しむ「顔合わせ食事会」の事前準備ついてご紹介します。
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