「毎日会社と家の往復なのに結婚式の準備なんてする暇あるのかしら…」
憧れの結婚式を実現させたい気持ちはあるものの、日々仕事に追われている忙しい新郎新婦にとっては準備に時間が割けるかがとても心配なところ。確かに結婚式準備には時間がかかります。でもどんなに忙しい新郎新婦でも、コツさえ知っていれば大丈夫!夢に見た結婚式を必ず現実のものにすることが可能です。今回は元ウェディングプランナーの私から、結婚式の準備を段取り良く進めるコツについてお話ししましょう。これさえ読めば「忙しすぎて結婚式準備が間に合わない!」なんてことはありません。ぜひ参考にされてみてくださいね!
結婚式準備において新郎新婦がやりがちな3つのミス
結婚式準備を進める上で、「ああどうしよう!準備が進まない!」となってしまう場合、そこには必ず理由があります。スムーズに準備を進めたいなら、あらかじめその理由を知っておきたいところですよね。というわけで、ここでよくありがちな「結婚式準備が滞ってしまう原因となる3つのミス」についてお話しておきましょう。
ミス①参列ゲストのリストアップが初めにしっかりできていない
結婚式においては招待するゲストの人数が何名なのかがしっかり把握できていなければ進められない準備がたくさんあります。
例えば、招待状の部数を決める場合にも何名のゲストを招待するかが分かっていなければ決められませんし、ゲストの人数が分からなければ披露宴会場にセットするテーブルの卓数も決められません。さらにはテーブルの卓数が決められなければ、そこに飾るお花の数も決められなくなってしまいます。
結婚式の打ち合わせが始まるのは通常結婚式の3カ月~4カ月前となりますが、打ち合わせが始まるとまずはじめに招待状の内容や部数を決める話に入るため、このときまでにしっかりと招待ゲストのリストアップが完了している必要があります。
ミス②ウェディングドレスが打ち合わせの前に決まっていない
結婚式において花嫁さんが一番こだわりたいポイントと言っても過言ではないのがウェディングドレス。これが決まっていなければ、ウェディングブーケも決められません。ドレスが決まっていて初めてそれに合うブーケや、会場に飾るお花のデザインの話ができるようになります。理想的なのは初回の打ち合わせと同じタイミングにウェディングドレスが決定していることですが、遅くとも2回目の打ち合わせ(2カ月前が目安)前には確実に決めるようにしましょう。
ウェディングドレスのデザインは花嫁さんの見た目だけでなく、会場全体の雰囲気に関わることは案外気付かないもの。「ドレスはおいおい決めていくとして…」と悠長に構えていると打ち合わせの進捗に大きく関わってしまい兼ねません。ドレスはとても大切なアイテムのひとつですし、心に余裕を持った状態で決めたいもの。焦って決めざるを得ない状況になるのだけは避けたいところです。
ミス③手作りアイテムを欲張りすぎてしまう
結婚式にこだわろうと思うと、どうしても「手作りアイテムでオリジナリティを出したい!」となりがちですが忙しい新郎新婦には手作りするアイテムを厳選することをおすすめします。
ありがちなのが、あれもこれもと手作りにこだわってしまうあまり、その作業に追われて他の準備がスムーズに進まなくなる状況。打ち合わせで決める内容がある上に、手作りアイテムの準備に追われるとなると当然時間が足りなくなるわけです。
手作りアイテムを取り入れるメリットはオリジナリティを出せることだけではありません。結婚式費用の節約に繋がる点も大きなメリットだと言えます。ですが、仮に費用を節約できたとしてもその分膨大な時間がかかってしまっては元も子もありません。時間的余裕があまりないと感じるカップルは特にこの点を理解しておく必要がありますね。
結婚式準備がスムーズに進む5つのコツ
さて、ここからは具体的にどのような点を意識すれば結婚式準備がスムーズに進むのかについてお話ししましょう。仕事が忙しくなかなか準備に時間を割けない新郎新婦には、これからお話しする5つのコツをしっかり押さえていただければと思います。これだけで準備の進み具合はとてもスムーズになりますよ。
コツ①招待ゲストは式場決定後すぐにリストアップをすること
先ほども触れたように、初回の打ち合わせが始まるときには招待ゲストのリストアップが済んでいることが望ましいです。通常、結婚式場を決定してから打ち合わせが始まるまでには少し期間があるケースが多いもの。この時間はとても貴重です。この間にまずはゲストのリストアップを済ませておきましょう。
コツ②ウェディングドレスは真っ先に決定すること
ウェディングドレスをレンタルする場合には、当然他の花嫁さんが使用する日にはそのドレスをレンタルすることができなくなってしまいます。となると好みのドレスは早めにおさえるに限りますよね。ウェディングドレスを早めに決定しておくことで準備がスムーズになるばかりでなく、一番気に入った運命のドレスを確実におさえられるメリットもあるので、ドレス選びはなるべく早くスタートしましょう。
コツ③招待状を出したらすぐに席次表の作成に取り掛かること
招待状を発送したら返信が来るのを待ちますよね。どのゲストが出席してどのゲストが欠席なのかを確認した上で席次を決めようと考えるカップルは非常に多いです。しかし!席次を決めるのは予想以上に大変な作業。招待状の返信期日は結婚式の1カ月前ですから、これを待っていてはほぼ確実に席次表作成が難航してしまいます。招待状を発送したらすぐに「一旦全員が出席するものとして席次のイメージを作成する」のがおすすめ。これにより、席次表作成がとてもスムーズに運びますよ。
コツ④引出物のパターン分けは複雑にしすぎないこと
友人にはこの引出物を、親族にはこの引出物を、というようにゲストに合わせて引出物を選ぶのはとても大切なことです。しかし、これもこだわりすぎると準備が大変になってしまうので注意が必要です。親族、友人、会社関係、などの大まかなカテゴリー分けに留めておくのがおすすめです。
コツ⑤両家両親の意向は常に把握しながら進めること
結婚式は新郎新婦の望むように作り上げていくのが当然のように思われがちですが、両家の両親の意見や希望も尊重してあげるのが大切。せっかくなら両親にも100%喜んでもらえる結婚式にしたいですよね。両親とコミュニケーションをしっかりとらずに新郎新婦だけで準備を進めていくと、後になって「食事のメニューはこうした方が良い」「引出物はこうした方が良い」などと、ご両親からのNGが出てくる可能性があります。
「せっかく決めたのにまたやり直し!?」なんてことにならないためにも、結婚式の内容を決める際にはご両親の意向を確認し問題がないことを確かめながら進めていく方が無難でしょう。こちらが良かれと思って決めたことが、ご両親も同じように思ってくれているとは限りません。
まとめ
結婚式を挙げる新郎新婦のほとんどが、共働きで時間に余裕のないカップルたちです。結婚式は一生に一度の大切なイベントですが、結婚式準備ばかりに時間をかけるわけにもいかないのが現実。できる限り準備はスムーズに進め、無駄のないようにしたいものですよね。ここでお話ししたことをしっかり覚えておきましょう。
多くのカップルたちが準備に苦戦するのは、これらのコツを知らずに準備を進めているからです。皆さんはもう段取り良く結婚式準備を進めるコツを理解されたのですから、きっと忙しい毎日の中でも着実に夢の結婚式に向けて準備を進めていけるはずですよ。安心して準備に取り掛かりましょう!