結婚式のこだわりポイント~自分らしいウエディングを叶えよう~

一生に一度の結婚式。 私は長年、ウエディングプランナーという仕事を通し、たくさんの新郎新婦カップルの結婚式を見てきました。

結婚式というのはおもしろいもので、カップルの数だけの結婚式のカタチがあるのです。

誰しもが、結婚式に対して「自分たちらしい式にしたいな」と思っていることと思います。ただ、思い返してみてください。

これまで招待された結婚式はどんな結婚式でしたか? 「こんな結婚式初めて!」というような結婚式を見たことがある人は実際少ないのではないでしょうか。

「大体結婚式っていつも同じ感じだよな」と感じる人の方がきっと多いでしょう。

今回は、「オリジナリティあふれる結婚式にするにはどうすればよいか」について、まとめてみました。

「人と違うことがしたい」、「来てくれるゲストにも新鮮な気持ちで楽しんでもらいたい」と思っている人にピッタリの内容です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

まずは招待状からこだわってみよう

結婚式のアイテム、たくさんありますよね。一番初めにとりかかるのがこの招待状です。

招待状と一言で言っても、たくさんのデザインがあり、これを決めるだけでも悩んでしまう新郎新婦カップルがたくさんいるものです。

実はこの招待状というのは、後々必要になってくる席次表や席札とお揃いのデザインにするのが一般的なので、招待状のデザイン決めは、テーブルコーディネートにまでかかわってくる重要なポイントなのです。

おすすめは、ここでテーマカラーを決めることです。テーマカラーが決まっている結婚式はとてもオシャレな印象です。

もし好きな色があればその色を招待状に取り入れましょう。そしてその色をおふたりの結婚式のテーマカラーにしてみるのがおすすめですよ。

ドレスコードを決めると一気に統一感UP!

さきほど招待状の項目で、テーマカラーを決めるといいですよ!とお伝えしたばかりですが、そのテーマカラーをさらに目立たせるおすすめの方法として、「ドレスコードを決める」という方法があります。

招待状を出す段階でその旨を記載しておきましょう。例えば「わたしたちのウエディングパーティーのテーマカラーはブルーです。当日はブルーのものを何か身に着けていらしてくださいね」といったようなメッセージを記載するのです。

ドレスコードのあるパーティーは、とてもオシャレでゲストの記憶にも強く残ります。

これまで見たものは、テーマカラーとしてブルーを設定していたパーティーと、これまた個性的なのですが、「リゾートファッション」をドレスコードに設定したパーティーです。どちらも素敵でしたね。

ゲストに楽しませるウェルカムグッズを考える

結婚式当日、受付を済ませたゲストの皆さんに、待っている間に楽しんでもらえる何かがあると素敵です。

今はやや主流になってきているアイテムのひとつに「ウエディングツリー」があります。

この「ウエディングツリー」とは名前の通り、木が描かれているボードがあり、そこに参加してくれたゲスト自ら指でいろいろな色のスタンプを押していく参加型の演出です。

スタンプはいろいろな色を用意しておいて、ゲストの好みでペタペタと押していってもらうのです。

新郎新婦カップルが見ていないうちに、ゲストの手によりどんどん木に色とりどりの花が増えていき、世界に一つしかない、ウエディングツリーが完成するそのコンセプトはとっても魅力的です。

結婚式のスタイルを考えてみる

自分らしいウエディングを作り上げるにあたって、ぜひ考えていただきたいのが挙式のスタイルです。

一般的に結婚式はキリスト教式もしくは神前式という形で行われます。 しかし、多くの新郎新婦カップルが特にキリスト教徒でもなく、何となくキリスト教式を挙げているのが現状です。

理由は「結婚式はキリスト教式が一般的だから」という以外に特にない場合がほとんどです。

それではどうすればオリジナリティあふれる結婚式が作り出せるのでしょう、答えはひとつ「人前式」スタイルにすることです。

キリスト教式は、牧師先生の前で永遠の愛を誓い合います。

一方で人前式スタイルは「その場に来てくれている大切なゲストの前で永遠の愛を誓い合う」スタイル。 そして、人前式は挙式の進行もとっても自由です。

キリスト教式のように流れが決められているわけではないので、オリジナルの演出を入れることも可能です。

また、新郎新婦の向く方向が異なるのも人前式の特徴です。

キリスト教式や神前式の場合は前を向いている時間が長いですよね。牧師先生の方を向きゲストには後姿を見せている印象です。しかし、人前式はゲストの方を向いている時間が長くなるので、ゲストとの一体感をより強く感じられるのも魅力です。

披露宴中のおすすめ演出その1:みんなで作るウエディングケーキ


披露宴中の演出も「自分たちらしさ」をアピールするたくさんの演出があります。

中でもおすすめなものを厳選して紹介しましょう。

まずこちらの「オリジナルウエディングケーキ」ですが、ウエディングケーキにこだわりたい人はたくさんいます。「こんなケーキにしたい」とデザインを持ってくるお客様はたくさんいました。

中でも結婚式当日に見ていて特にいいなと感じたのは、ゲスト皆が作り上げるウエディングケーキです。

これは、とりあえず土台のみ予め新郎新婦カップルがデザインしておき、あとは当日ビュッフェのような形式で、デコレーションコーナーをケーキの横に置いておき、それらをゲストに自由に使ってもらってデコレーションしてもらうというものです。

実際にデコレーションするゲストも楽しめますし、何より、世界に一つしかないウエディングケーキが完成するというのが一番の魅力です。

ウエディングケーキは写真に良く残るアイテムなので、後からアルバムを見返すたびに、「こんなふうにみんなでケーキをデコレーションしてくれたんだな~」と思い出に浸ることも出来ます

披露宴中のおすすめ演出その2:シガービュッフェ

大人っぽいオシャレな雰囲気が好きなカップルに特におすすめしたいのがシガービュッフェです。

会場によって出来るところとそうでないところがあるかもしれませんが、実際披露宴中の演出としていれてみると、パーティー自体の雰囲気がとっても大人っぽくなり素敵です。

会場の外のちょっとしたお庭のスペースにシガービュッフェを用意し、ゲストが自由に楽しめるようにセッティング。普段の生活においてはシガーとは無縁の人たちも、そのオシャレな雰囲気に「ちょっと試してみようかな」という気分になるでしょう。

その光景は、海外のパーティーのようでとてもオシャレです。

シガービュッフェは男性向けのイメージが強いため、女性向けにはデザートビュッフェを準備しておくのがおすすめ。あとは少し変わり種として、ワインビュッフェとしてワイン数種類とチーズを用意するのも喜ばれますよ。

このワインビュッフェは特にシガービュッフェとの相性が良く、大人っぽさとオシャレさを両方アピールできます。

披露宴中のおすすめ演出その3:プロシンガー

披露宴中は絶対に友人による余興を入れなくてはならないと思う人がとても多いですが、実際のところそんな決まりは一切ありません。

ただ、やはりゲストを楽しませる何かをしたいと考えるのが新郎新婦カップルです。

ここでおすすめなのが「余興的なものはプロに任せてみる」というアイデアです。 例えばプロシンガーに生演奏をしてもらうというのも素敵です。

シンガーでなくても、ピアニストでも構いませんし、何かしらプロによる生演奏を入れるという演出は絶対に外すことのない安定の選択肢です。  

まとめ

今回は、「自分らしいウエディングをするためにおすすめの演出」をまとめてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

何も常にお金をかけなければ叶わないものばかりではありません。中には、全く費用もかからないものだってあります。

大切なのは、「どんな結婚式にしたいか」を具体的にイメージし、おふたりのイメージにピッタリの演出を選んでいくことです。 「あのふたりらしい素敵な結婚式だったね」とゲストに言われるような、そんな結婚式を作っていきましょうね!