結婚式をなるべく早く挙げたい!と考えるカップルは少なくありません。仕事上の理由や妊娠・出産との兼ね合いなど、様々な理由がそこにあることでしょう。結婚式は3ヵ月あればきちんと準備が整います。今回はお急ぎ婚を検討されるカップルの皆様に、準備を短期間で進めるコツについてお話しします。
3ヵ月あれば結婚式準備は可能!
結婚式の準備にはとても長い期間がかかると思っている方が多いでしょう。確かに、1年ほど前から式場を予約して長い時間をかけて少しずつ準備を整えていくカップルはたくさんいます。ですが、結婚式準備自体は3ヵ月あれば問題ありません。
「結婚式を挙げたいけれど、どうしても早めの時期でなければ難しい…。準備が間に合わないからあきらめようかな」
と憧れの結婚式をあきらめてしまうのはとても勿体ないことです。3ヵ月で準備が整うとなれば、今から3か月後の結婚式を申込んでも問題ないということ。それならできるかもしれない!と思った方、いますぐに式場の予約を済ませましょう。
結婚式準備スケジュール(お急ぎ婚編)
さて、ここからは具体的にお急ぎ婚の場合の結婚式準備スケジュールについて紹介します。細かい部分は式場や結婚式の規模によって若干異なりますが、大まかなスケジュール感を掴んでくださいね。
3カ月前にすること
・式場決定
まずは結婚式の日程を決めて式場の予約を完了させましょう。式場が決まらなければ結婚式準備を始めることはできません。
・衣裳選び
式場が決まったらその後はすぐに衣裳店に向かいましょう。結婚式準備をスムーズに進めるコツは、ドレスを早めに決めることです。なぜかと言うと、結婚式に必要なアイテムの多くはウェディングドレスが決まらなければ決めることができないからです。例えば、披露宴会場の会場装花にしても、花嫁が手に持つウェディングブーケにしても、ウェディングドレスを決めずして決めていくのは難しいですよね。
ウェディングドレスを決めて、ドレスに合わせてブーケを決定、そのブーケの花材や色味とあわせて会場装花を決める流れとなります。
・ウェディングプランナーとの初回の打ち合わせ
式場決定後、すぐにウェディングプランナーとの打ち合わせが始まります。このときには主に招待状に関する打合せとなります。招待状を送るゲストの人数のリストアップを早めにおこない、招待状の必要部数を決め作成に入ります。
2カ月にすること
・招待状の発送
初回の打ち合わせで決めたデザインで、招待状を発送するのが結婚式の2カ月前です。大安の日にちに発送するのがマナーとされています。
・ウェディングプランナーとの2回目の打合せ
2回目の打合せでは、食事のランク、会場装花のデザイン、ウェディングブーケのデザイン、アルバムの種類などを決定します。また、席次表に関する案内を受けるのもこのタイミングです。席次表は披露宴のときの配席を決める重要な部分となり、結婚式準備において長く時間がかかる行程のひとつです。
また、2カ月前のこの段階で、披露宴のおおよその流れに関しても決めていく場合が多いです。どのタイミングでどのような演出を入れるのかを考えましょう。
1カ月前にすること
・招待状の返信をチェック
招待状は結婚式の2カ月前をめどに発送し、1カ月前を返信期日に設定します。ちょうどこの頃には招待状の返信が出揃っている状況です。最終的な参列ゲストの人数をまとめましょう。
・席次表作成
席次表を作成します。それぞれのゲストの肩書や氏名は間違えないように注意しましょう。
・ウェディングプランナーとの3回目の打合せ
3回目の打合せでは、参列ゲストの最終人数に合わせて引出物やお料理の数を調整していきます。あわせて、披露宴の進行内容を詳細まで固めるのもこのタイミングです。これまでに決めたさまざまなアイテムの変更や取り消しなどもこの時期におこないましょう。
2週間前にすること
・ウェディングプランナーとの最終打合せ
これまでに決めた内容を最終確定するのが2週間前です。多くのアイテムは、この時期を過ぎるとキャンセルができなくなります。2週間前のタイミングで新たに決定する事項は特にありません。最終確認を終えて最終的な請求書を発行してもらい、支払いに備えます。
1週間前から前日までにすること
・席札メッセージを作成
当日披露宴の席につけておく席札の裏などにメッセージを添える場合には、その準備にかかりましょう。席札メッセージは必ず書かなくてはいけないわけではありませんが、ゲストに喜ばれる演出のひとつなのでとてもおすすめです。
・新婦はネイルやシェービングを数日前におこなう
当日最高に美しい姿で結婚式にのぞめるよう、新婦は数日前にネイルを施し、シェービングを済ませておきましょう。シェービングに関しては、あまりに直前に施術するとカミソリ負けなどの恐れがあるため、結婚式の数日前には完了しているのが理想的です。
・新郎はウェルカムスピーチや謝辞の準備をする
ウェルカムスピーチや謝辞は新郎がおこなう場合がほとんどです。当日緊張して真っ白になることがないように、事前にしっかりと準備をして備えましょう。当日のためにカンニングペーパーを作っておくと安心です。
・新婦は両親へのお手紙を書く
結婚式の定番演出のひとつに「花嫁の手紙朗読」があります。手紙を読む演出を予定している場合は、結婚式の直前にこれまでの感謝の気持ちを込めて両親へお手紙を書きましょう。結婚式直前に書くことで、より気持ちが高まり文章にしやすくなります。書いた手紙を読む練習もしておくと良いですよ。
お急ぎ婚ならではの準備のポイント
3カ月前に結婚式を急遽決定した場合にも、上記の流れに沿ってひとつひとつ準備していけば問題なく当日を迎えることができます。お急ぎ婚だからと言って、準備が中途半端になったりすることはありません。最後にお急ぎ婚ならではのポイントを3つおさらいしておきましょう。
ポイント①招待ゲストのリストアップは迅速に
ゲストの人数のリストアップに時間がかかってしまうと、招待状の部数も決められず準備が先に進みません。リストアップは式場を決定すると同時にスタートし、なるべく早く完了させておきましょう。
ポイント②ウェディングドレスを早めに決定する
ドレスは結婚式において非常に重要なアイテムのひとつです。焦って決めるのは良くありませんが、いつまでも決まらないとなると、準備に差し支えてしまいます。早めに衣裳店へ試着へ行き、運命のドレスを早めに決められるように動きましょう。
ポイント③招待状の発送は結婚式の2カ月前に確実に完了させる
招待状の発送が遅れるとゲストにも迷惑が掛かってしまいます。発送は2カ月前に確実に完了させましょう。招待状の返信期日は発送から1カ月後をめどに設定します。発送が遅れると返信も遅れてしまい、アイテムの個数や料理の手配がいつまでも確定できなくなってしまいます。
まとめ
結婚式の準備は3カ月あれば問題なく完了します。しかしそのためには効率的に順序を守って準備を進めていくことが必要となります。結婚式が決まったらおふたりでうまく連携をとりながら、結婚式準備をスムーズに効率よく進めていきましょう!そうすればきっと「3カ月で準備したとは思えないほどの素敵な結婚式」が実現するに違いありません!