【My Grandfather】
おじいちゃん
いつどんな時も私の味方でいてくれてありがとう
いつも私のお話を聞いてくれてありがとう
いつも私のことを一番に考えてくれてありがとう
いつも私のことを楽しそうに話をしてくれて
ありがとう・・
そんなかけがえのない
私の大好きなおじいちゃん
ずっと決めていたこと
人生に一度しか歩かないバージンロード
お父さんはもちろんのこと
大好きなおじいちゃんとも一緒に歩きたいと
ずっと思っていました
「お父さん、おじいちゃん、
迎えに来てくれますか?」
おじいちゃんは私を迎えに来てくれた時、
「おーい迎えに来たぞー」
って言ってくれたよね
体調があまり良くないのに、
杖をつきながら一歩一歩ゆっくりと
お父さんの後を歩いて
私を迎えに来てくれたおじいちゃん
緊張していた私は
そのおじいちゃんの一言でとても落ち着いて
そして温かいおじいちゃんの
手のぬくもりに包まれ
ずっと夢だったバージンロードを
歩くことができました
私はあなたがいてくれたから
今の私がいると思っています
披露宴でも私にサプライズで
スピーチしてくれたね
おじいちゃんが私に伝えたかったこと
ゲストのみんなに伝えたかったこと
今でも忘れません
`しおりをどうか宜しくお願いします`
おじいちゃんの心温まる私を思っての言葉
このスピーチも
おじいちゃんが入院中にずっとベッドで
「しおりの結婚式でスピーチしてあげなくちゃ」
って・・
おじいちゃんが一番大変で辛いのに
私のことばっかり・・
高校生の頃
進路のことで家族と揉めていた時期がありました
家族の誰とも話さずにいた私に
そっと近くに来て
おじいちゃんはこう言ってくれたよね
「おじいちゃんには女の孫はしおりしかいんだよ
だからおじいちゃんは、
しおりの事がうんと可愛いだよ」
小さい時からまるで父親のように
たくさん
たくさん
愛情を注いで育ててくれました
私が20歳の頃
おじいちゃんに書いた手紙の内容覚えてる?
「将来は私のことはもちろん
おじいちゃんのことも
大切に思ってくれる相手を見つけるね。」
おじいちゃん
ちゃんと見つけたよ
私の人生の晴れ舞台を
おじいちゃんに見せてあげることができて
本当に良かったと思っています
これからもずっと変わらない
そのおじいちゃんの温くて優しい心で
私を天国から見守っていてね
本当にありがとう
おじいちゃん
だいすきだよ
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お父さん お母さん
私が進学する時に
音大に行きたいって言った時
お父さんとお母さんに反対されました
でも
「しおりに保育士になることを反対したこと、
今でも後悔している・・」
と、お母さんは泣いていたね
お父さんとそう話しをしている
その姿を私は見ていました
でもねお母さん
もう大丈夫だよ
音大に行けなくても
今こうして思いっきりピアノを弾くことができて
二人のおかげで 美容師になれて
大好きな健さんとも
出逢うことができて私は幸せです
それが伝えたくて
たくさん練習をした
「You Raise Me Up」
心からありがとう
FIN